昨晩10時からのＴＢＳ情報番組「となりのマエストロ」に、”お米マエストロ”として、東京・目黒の(株)スズノブの社長で、五ツ星お米マイスターの西島社長が、出演されていた

西島社長の講演は、平成１８年の花キラリ特約店総会の時に、拝聴したことがあります
コンサルタント業の経験をもつ西島氏、その辛口で、迫力のある講演は、今でも思い出すほど、印象深いものでした

昨晩の番組では、お米についての様々な”情報”と、”美味しいご飯を食べるため”の必見情報を、わかりやすく面白く紹介されていました

「見逃した~」という方のために、少し昨晩の内容の一部を紹介、私なりの説明を記述しておきます


お米の研ぎ方

番組内では、”容器に水を入れて2回流し、20回程度かきまわし、再びさらに2回水でそそぐ”これだけでいいと紹介していた。

これは、もともとお米を研ぐのは余分なぬかを取る為で、現在は精米技術の向上により、昔に比べて精米でぬかを取り除く事が可能になったためで、”研ぐ”のではなくて、”洗う”だけでいいのです。
そして、研いで出てくる白い物は”でんぷん”であり、この白く濁るのがなくなるまで、研ぎ続けると、お米の旨みがなくなって、美味しいご飯が炊けないことも、説明されていました。


ご飯のほぐし方

しゃもじでお釜をぐるっと1周し、炊き上がった米を一つ一つ切り離すようにお米に優しく空気を混ぜ込む作業を実演されていました。

炊飯した”ご飯”は、こうやってほぐすことによって、ムダな水分をご飯から取り除くことができます。
この作業、案外されていないご家庭が多いです。”ふっくらとしたご飯”をいただくために、是非、やっていただきたいですね


米の保存方法

密封容器に入れて冷蔵庫に保存するのが良い。
常温だとドンドン水分が飛んでいき、水加減も変わってくるため炊きにくくなり、水分の吸収率がバラバラになり炊き上がりにムラができるという。

タッパや、ペットボトルに入れて保存するのもいいと思います。冷蔵庫でなくても、涼しい所であれば、良いでしょう。


お米のブレンド術

家庭にある軽量カップにいつものお米を7割入れ、残り3割にブレンドするお米を入れるだけでブレンド米ができます。
これだけでお米とお米の個性が引き出され、味の相乗効果で美味しくなります。
番組では、ボピュラーな値段の”あきたこまち”と、それより安い価格の”こしひかり”をブレンドして出演者達が食べていました。
”あきたこまち”だけで食べるよりも、美味しいという感想を言われていました。

ブレンドは、”混ぜ物”という悪いイメージを持たれがちですが、このように”ブレンド米の方が美味しい”のです。
問題なのは、”何と何をブレンドしているか、明確に表示されているか”ということだと思います。
スーパーのお米は、”複数産地米”という表示だけのものがありますが、お米屋さんは、”何が何割”を明確に表示しています。


あと面白い情報として、紹介されていたのが・・・


売り切れ続出のご飯のお供

”辛そうで辛くない少し辛いラー油”というものを紹介していました。

フライドガーリックがたっぷり入っており、ご飯にとても合うのだそうです


米粉から生まれた新食材

”Ｊ麺”を紹介されていました。

国産米100％で作られた麺。低カロリーで強い弾力性を持っており、料理のバリエーションも豊富らしいです。


本当に内容の濃い、いい番組でした。
皆さん、ご参考にしてください