2014年05月10日
お家さん
昨晩、テレビドラマ放映されましたね
私は、リアルタイムではなく、少し遅れて(22時頃)から、
録画を追っかけで見ました
明治時代、まだ女性の社会進出どころか、女性の地位は低い時代、
この時代に逆らって強い意志を持ち生き抜いた女性’よね’
その意思の強さから、1度目の結婚で嫁ぎ先から追い出され、
再婚先となったのが神戸の鈴木商店でも、夫、女中頭と激しく対立、
でも、そんな’よね’を理解し信頼してくれたのが、金子直吉
夫・岩治郎の死後、女主人として鈴木商店を受け継いだ鈴木よね、
今の時代ではよくあることですが、この時代では考えられないことですね
商売の経験がない故に、番頭格の金子直吉の独創的なアイデアに信頼し、次々と新しい事業を展開
その凄まじいスピードには、驚かされました
もし夫・岩治郎が長生きしていれば、この偉業は成し遂げられなかったでしょうね
このドラマに出てくる「鈴木商店」は、我が社が取引している
”「神戸製鋼所」の前身”ということもあって、このドラマに対しては、取引先である神戸製鋼からもお話を聞いていました
「鈴木商店」が作った会社のひとつとして、ドラマの中でも紹介された
「神戸製鋼所」
「神戸製鋼所」のルーツを知る事が出来たことも、
このドラマを見たゆえの収穫でした
そしてこのドラマの最後、
「米騒動」の標的となった「鈴木商店」は炎上するシーン
急ぎ神戸に帰ってきた金子直吉が言った言葉
「ちょっと待て、何で・・・・」
この悔しい気持ち、”自分らのせいではない!”のに、新聞報道で惑わされた群衆の怒りが「鈴木商店」へ
”出る杭は打たれる”ということだろうか、見ている私も悔しかった
会社は焼失しても、社員は一人もかける事がなかったゆえ、鈴木商店は復活、その後、日本のGNPの1割を占める大企業へと飛躍する
「会社の底力」、「信頼された社員に守られた会社の力」
今の自分の会社には無いものであり、そんな会社が理想の会社と言えるのではないだろうか
「日本中の子供が腹一杯、ご飯が食べれる世の中にしたい!」
その夢を抱いて土佐から神戸に出てきた金子直吉
「今がどん底や!そやから、上向いて、頑張って行こう!」
そう言って社員を励ました鈴木よね
そんな当たり前の事に対して、直向きに考える気持ちが、
今の我々に欠けているのではないだろうか
今の自分に置き換えると、このドラマの中で、自分は鈴木岩治郎のような気がする
岩治郎の言うこと、することは、ドラマを見る限り「おかしいやろ!」と思うのだが、今考えてみると、自分も同じことをしていないか
岩治郎が死去し、鈴木商店は変わった
岩治郎が死なないで、鈴木商店が変わる方法は・・・
昨晩、ドラマが終わってから、そんな事を頭の中で模索してしまった
何にしても、いいドラマだった
是非とも、原作本を読もうっと