2011年04月09日
とうとうこの記事がトップに・・・
東日本大震災による様々な影響・・・
部品工場が被災したため、ガス給湯器の生産がストップしたり、その他住設機器にも、同様なことが・・・
そして、ようやく稼動再開となってきた今日も、仮設住宅優先となり・・・
そんな中、よく訪ねられるのが
「お米は影響あるの?」
「余ってるんだし、大丈夫だよね」
確かに昨秋に収穫されたお米はほとんどが、消費地に近い場所にある米卸の倉庫、サイロに出荷済み。
一部が産地県内販売用などは残っているものの、数量的には少ない。
でも、地震発生直後から、私が思っていたこと
TVで流される空撮による津波の映像・・・飲み込まれていくのは、キレイに整地されている田んぼ、畑
津波にのみ込まれた、潮水のかぶった田んぼ・・・あの田んぼで、お米作りが出来るんだろうかいや無理だろうな
メディアはこの田んぼの被害はこれまであまり取り上げなかった、いったいどのくらいの田んぼが作付け不能になっているのか
その広さは、我々の業界紙によると、「冠水、陥没などの作付け不能面積は、現在わかっているだけで2万ヘクタール」だそうだ
そこに追い打ちをかけたのが、今回の原発事故による放射能被害による作付け制限
とうとうこの記事がトップにあがってしまった
確かに、数字の上では、政府備蓄や、平成22年産米の繰り越し在庫などで、米消費量に対しての国産米供給不足とはならないとは思うが・・・
「この米じゃなかったらダメ!」
「この値段のお米じゃなかったらダメ!」
というような、選択が出来なくなるような可能性も・・・
特に、この東北地方というのは、量販店でよく売られている”あきたこまち”、”ひとめぼれ”といった人気品種の有力産地
そして、毎年、販売目標をクリアして、また昨夏のような猛暑であっても、良質なお米が収穫出来た北陸に並ぶ、”日本の米どころ”
そのような地域が今年の作付けが大幅タウンとなるのは、本当に痛いことです・・・
そして、この内容・・・
福島などの放射能汚染地域については、作付け出来ないのは今年だけではないんです
汚染された土壌を入れ替えても、原発事故が収束しなければ、今後も放射性物質セシウム降り注ぐことになる
ということは、この地域では農業は今後、不可能農家の方は、失業
偶然にも、今日4月9日は、青森県労働組合が制定した「反核燃の日」
1985(昭和60)年のこの日、北村青森県知事(当時)が県議会の全員協議会で核燃料サイクル施設の推進を表明。これにより議会の承認を得たとして、それ以後核燃施設の建設が進められて行ったそうです。
この東北地方には、今回問題になっている福島原発意外にも、宮城県の女川原発をはじめとする多数の原発が設置されています
これ以上、放射能汚染地域を増やさないで本当にお願いします