2015年02月24日
お米・ごはん推進フォーラム2014
先日、兵庫県主催のこのフォーラムにお誘いを受けて参加してきました
場所は、兵庫県公館、今回ここへ来たのは3度目ですが、本当に立派な建物ですね
今年のテーマは、
「1.17忘れない おむすびでつなげた絆を ー阪神淡路20年ー」
挨拶や表彰式につづいて
「大震災下の食糧・水の支援活動」と題したトークセッション
170万人に及ぶ多数の市民が瞬時にして、生活の場を失い、食料と水を失い、これだけ多数の被災者を海ながら、略奪や暴動でケガをしたり、生命を失う人は皆無だったというこの奇跡の背景には、翌日には”おむすび”が救援物資として届けられたことが被災した人々に希望を与えたのです
この日のトークセッションには、震災当時に震災の翌日から22日間、毎日6000個の”おむすび”を被災地に届けられたという元JA神戸西の職員の方の苦労話を披露されていました
「”おむすび”を作るには、米がいる、釜がいる、そして水がいる
これらの物が農協という”日頃の農家の組織的な活動”を通じて集める事が出来た」
と言われた
最近、JA(農協)の組織改革が議論されているが、この震災では、この農協があったから翌日からの救援が可能だったと言える
また同じように震災の時に、炊き出しに参加され現在も、この事がきっかけで「農村と都市のネットワーク」を広げている活動をされている方も、こう話された
「おにぎり以外にも、周辺の農家から、大根などの野菜類が届けられ、そしてそんな物資を使った汁物の炊き出しが始まった。
これも都市部周辺に、このような生産地、農地があったおかげです。」
兵庫県は、農村があったから、被災者の方々は救われたんですね
そして「1.17 おむすびの日」のこと
あの震災の時の”おむすび”のありがたさをいつまでも忘れないために、そしてあの震災の教訓を忘れないようにしたいという想いで、故 貝原 前兵庫県知事の提唱により、この日を「おむすびの日」と制定されたのです
この想い、いつまでも受けつなげていきたいですね
続いて「1.17の記憶を未来へ」という講演会
講師はお笑いグループ 安田大サーカスの団長 安田氏
自身が、西宮で被災し、友人を亡くした時の話、そしてこの震災後に、お笑いの世界に入ったきっかけなどについて、真剣に話されました
「お笑いの世界で、どんなに辛いことがあっても、震災で一瞬にしてぺしゃんこになった友人の苦しさ、無念さを思うと、どうってことない。震災が私を強くしてくれた。亡くなった友人のためにも、頑張ろうという意欲をくれた」
と話されました
退場されるときは、いつものこんな表情で、笑わしてくれました
会場には、こんなパネル展示や、そしてこんなにもいろんなパンフがありました
我が兵庫県は、本当に”ごはん食推進”の活動が凄い
改めて知ることが出来、今後、これらの資料を活用して行きたいですね