2010年02月24日
袋詰め、シール作業
我が社の精米工場では、玄米を精米して、袋詰め作業を行います
現在、お店に陳列しているお米は、5Kg詰めが主流
そしてそのほとんどが、ラミ、ポリなどで出来ている袋で、計量してから、袋を閉めるシール作業を行います
計量器には、シール器が付いていて、計量したらすぐに、シールします
通常は、シール器で圧着される部分を裏面にします
この方が陳列した時の表面に、シール部分がこないので、キレイなのです
そして、袋の厚みによって、加熱時間を変える作業もして、よりキレイにシールをするのです
でも、このシール作業で、最近、悩まされる袋が出てきたのです
センター閉じ袋です。左が表面、右が裏面です
センター閉じの袋は、積み重ねた時に、サイド面の文字が読みやすくキレイなんです
上が両サイド閉じの袋、下がセンター閉じの袋、センター閉じの方がキレイですよね
でも、このセンター閉じ袋、袋の中央だけが厚いため、シールするためには加熱時間を多くしなければいけなく、そのため、それ以外の部分(中央以外)のシール部分が、余計に圧着してしまい、シールの出来映えが悪くなります
逆にセンター以外のところをキレイにするため、加熱を減らすと、センター部分だけがシールが出来ていない状態となってしまい、お米がポロポロこぼれてしまう状態になってしまったりしていました
本当に、センター閉め袋は、困りものでした
先日、計量器を新しくした時に、関西のむら産業の技術者にこの話しをしますと
「そんなの簡単ですよ!裏向けてシールすればいいんですよ!」
と教えてくれました
理由は簡単な事でした。
シール器の原理は、袋の下面を電熱線で加熱して溶かし、上から圧迫して上面を圧着させるのですから、加熱する面の厚みが均等であれば、問題がないのです
今日、実際にやってみました
本当に、問題無くキレイにシールが出来ました
なんで、こんな簡単な事に気づかなかったのだろう
「案外、この事を知らないお米屋さん、多いですよ!」
と関西のむら産業の技術者の方は言われていました
このブログを見られているお米屋さんの皆様、ご存知でしたか?
知らなかったのは、私だけだったんだろうかでも勉強になったね
知りませんでした
良いこと聞きました
ウラ返してシールしてみます
やっぱり知らなかった?でしょう(^o^)
ぜひとも、やってみてください。
バッチリ、シール出来ますよ(^_^)/