2020年08月13日
亡き父に捧げる!先代より受け継いだ、オリジナルブランド
我が社のオリジナルブランド
「サル印コシヒカリ」と「カニ印水晶白米」です
亡き父、先代が作った我が社のオリジナルブランド米です
昔話「さるかに合戦」をイメージして作ったオリジナルデザインの米袋
亡き父は、昭和7年生まれ”さる年”であることも兼ねてます
「サル印コシヒカリ」は、複数産地のコシヒカリをブレンド
「カニ印水晶白米」は、複数産地の銘柄米をブレンド
一年を通して、良食味を保つように、ブレンドしたお米なのです
平成3年4月に、それまで東京でSEの仕事をしていた私は、帰郷
父の経営するこの会社に入社しました
入社してまもなく、それまで父がしていた精米の仕事を
受け継ぐ事になりました
ただ、これらブレンド米のブレンド内容は、最初のうちは、父が決め、
数年後、私が父のブレンドを参考にしながら、決めていました
私が決めたブレンド米、精米後、必ず炊飯して試食
「これは、あかん!」と言われ、やり直した事もありました
初めて並べるお米は、必ず試食する
これが鉄則であり、この事は今でも続いています
そんな時、米卸の神明が、研究室に食味計を導入したらしく、営業から
「食味値を計ってみませんか?」
との案内を受けました
この頃(平成10年の事)、食味計が出始めた頃でした
値段が高価な事もあり、小売店の我々には、手が届かない物でした
自分達の作ったブレンド米の美味しさを数値で表すチャンスでした
さっそく「サル印コシヒカリ」のサンプル米を提出、計測してもらいました
すると、驚くほどの数値が出て、神明の営業もびっくり
食味値がなんと”98”です
当時、神明のブレンド米”あかふじ米”でも最高点は”95”だったようです
他の機械でも”84”という値、これも”あかふじ米”を上回る値でした
この快挙を当時(平成10年5月)こんなチラシでお客様へ紹介しました
(チラシのデータが残っていました)
その後も、数回、食味計測を依頼、その都度”90”点以上のスコアを
このお米「サル印コシヒカリ」は、記録しています
来週17日は、亡き父の四十九日法要が執り行われます
今回、その法事の粗供養の品に、父が作ったこのブレンド米
「サル印コシヒカリ」を選び、今日精米、袋詰めしました
今回のブレンド内容は、新潟、福井、
そして地元兵庫県加古川産コシヒカリのブレンドとしました
新潟県新潟市産
昔はJA豊栄とだった場所のコシヒカリで、
食味値”98”を出した時に、ブレンドしていたコシヒカリです
福井県大野市産
生前、父はこの地のコシヒカリを好んで仕入れてました
当時、米卸より玄米を購入する時は、市指定は出来ませんでした
そのため、大野でなかったら、米卸より購入せず、
民間米市場から、仕入れていたりしていました
それだけ、父は産地にこだわっていたんです
兵庫県加古川市産
亡くなる直前のある日、介護施設でお医者様が、父に
「この辺では、どこのお米が美味しいですか?」と聞かれた時
「志方の米や!」と答えたそうです
父は、若かりし頃、米問屋で、丁稚奉公をしていました。
その頃は、「加西や志方のお米をよく取り扱っていた」
との話を聞いた事があります。
その時の記憶がよみがえって、こう話たのだと思います
もっとも、近年、加古川市志方町産コシヒカリ「鹿児の華米」は
良食味で、人気があります
亡き父のゆかりの地のお米を、
霊前に捧げます
「サル印コシヒカリ」「カニ印水晶白米」は、
店頭にて販売しています
先代より受け継いだオリジナルブランド米
よろしくお願いしま~す