2008年10月16日
一空きの玄米袋
我が社が仕入れた玄米の入っていた袋、つまり使用済みの袋です
この時期、この玄米袋がよく売れます
それもそのはず、地元の田んぼは、先週に収穫がおわり、乾燥が終わって、これから保管となるのです
そんな時に、この30Kg玄米袋がいるんです農家の方が、自分の屋敷に置いておく、いわゆる”保有米”は、どんな袋に入れてもいいので、我々玄米を取り扱っている米屋に「袋、分けて!」とこの時期は、農家の方が訪ねてくるのです
普通の時期は、このような袋を購入する業者が来て、本当に安い値段で引き取ってくれます
だから地元の農家の方が「袋、分けて!」と来られた時も、本当に安値でお分けしています
最近は、ホームセンターでも、”玄米一空き袋”が販売されていますが、高い値段で販売しているので、我が社のような玄米を扱う米屋に買いに来るようです。
でも近頃は、玄米を扱っている米屋も年々減っているからでしょうか、年々玄米袋を求めて来られる新たなお客様の姿が見られます
「玄米の袋、20枚ほど分けて!」と来られる方がおられれば
「玄米の袋、150枚、分けて!」と軽トラで来られる農家の方もおられます。
今週にはいって毎日このような状態です。10枚、20枚・・・玄米の袋が売られていきます
でも玄米一空き袋1枚作るためには、30Kgの玄米を使わなければいけませんつまり10枚は、300Kg、100枚は、3000Kgです
とうてい玄米袋の売れの需要に、この供給がついていけるわけがありませんこの時期のために貯めておくのですが、早い時期から、100枚、200枚と売れていきますので・・・
もうすぐ玄米一空き袋も売り切れになるかな・・・昨年も、途中、玄米一空き袋、売り切れた事があったっけ
そんな時は、
「すみません、今、余裕の玄米一空き袋が無いんです・・・」とお断りしますが、そうすると
「そしたら、来週になったら100枚ぐらい出来るやろ?来週また来るわ!」と農家の方は、簡単におっしゃいます
そう簡単に出来ないですよ
まあ、こんな物でも売れるのですから、ありがたいものですがね贅沢言っちゃいけないな
我が社では、このように検査証明書の部分に×印を入れて消してから、玄米一空き袋を販売します
これは、農政局からの指示で、このような玄米一空き袋の検査証明書の部分を使って、農家の方が、あたかも「検査米である」と偽って消費者に高値で販売する事件があったそうです。皆さん、気をつけてください