2008年07月14日
Siセンサーコンロ
先日、大阪のRinnai関西研修センターで受講してきた研修、まず、午前中の模様を報告します
午前中は、Rinnaiの新しいガステーブルである”Siセンサーコンロ”についての研修です
今年の10月から、ガスこんろが法制化されます!
販売されるすべてのガスコンロバーナーに、調理油過熱防止装置(天ぷら油過熱防止装置)と立ち消え安全装置が装備され、PSマークが表示されます。
実際には、もうすでに今年4月より製造分から、この法制化適用のコンロとなっています
このガスこんろの法制化の理由は、「ガスこんろによる天ぷら油火災事故防止するため」です。
平成18年度の火災の出火原因の中で、コンロ火災は、11.2%をしめるそうです。そして、このコンロ火災の75%が、過熱防止センサーが付いてないコンロによるもので、25%が、過熱防止センサーが付いているコンロであるが、センサーのない火口によるものだそうです。
そして過熱防止センサー側で使用した場合の火災発生は0件です
ここで言う”コンロ”とは、ガス、電気の両方を意味しています。
ちなみに、電気によるコンロ火災は、コンロ火災全体のわずか5%ですが、電気コンロユーザー、すなわちIHユーザーの数は、ガスコンロユーザーに比べて、全国で、まだ5分の1以下ですから、それを考えるとこの数字、どうなんでしょうか?
これらの話のあと、今のガスコンロの安全装置について、説明を受けました
立ち消え安全装置(サーモカップル熱電対)について勉強しました
この装置、すでに15年前から全てのガスコンロに装備されているのですが、ユーザーにはあまり認識がないようです
分解して原理を学習しました。先端のサーモ部分が、コンロの火口に接していて、吹きこぼれなどで、火が消えたら、サーモが感知し、電磁弁によりガスを遮断するのです。そのため、生ガスの流出を防ぎます。
立ち消えによるガス漏れは、この装置が出来たおかげで0(ゼロ)になりました。
今では、ガスコックも、ヒューズコックになっていて、大量にガスが一度に流れたら、ヒューズが働いて、ガスがコックから流れなくなります。さらに、ガスメーターにも、同じように、ガスを遮断する機能がついています。三重にも安全装置が働いているんですね
その他、新しいSiセンサーコンロを使って、銀杏を燻してみました。センサー解除機能を使うと、銀杏も弾けました
ただし、この場合も、290℃以上には温度が上がりません
こんな実験もしてみました。「もしも、コンロで、金網を使って、お餅を焼いたらどうなるか?」
ちなみに、ガスコンロでは、取説に”金網を使わないでください!”と書いてあります。
今までのコンロだとセンサー無しの場合、お餅を焼くことは出来ますが、今度販売している”Siセンサーコンロ”の場合、センサー解除しても、290℃以上には温度が上がらないので、お餅も焼けません
一見、「不便だ!」と思うかもしれませんが、これまで、「お餅を焼いていて、コンロから目を離して丸焦げに!」という事態がこれでなくなったわけです
そのかわりに、グリルを使うと簡単に焼けます最近のグリルは、オートグリル機能も付いているのが多いので、便利です
オートグリル機能を使うと、表面温度を感知して、自動で魚が焼く事が出来ます
また、こんな商品があることも説明されました
グリルの中に入れる石だそうです。
”おいしく焼ける”とか”水を入れなくてもいい”とか、書いてあるそうですが、この石を入れると、オートグリル機能も正常に働かないようになったり、石に付着した油により発火する事故も起こったケースもあるそうだ。
この午前中の研修でmガスコンロについて、いろいろな実験を交えて、その原理を理解しながら、勉強することが出来ました
午前中は、Rinnaiの新しいガステーブルである”Siセンサーコンロ”についての研修です
今年の10月から、ガスこんろが法制化されます!
販売されるすべてのガスコンロバーナーに、調理油過熱防止装置(天ぷら油過熱防止装置)と立ち消え安全装置が装備され、PSマークが表示されます。
実際には、もうすでに今年4月より製造分から、この法制化適用のコンロとなっています
このガスこんろの法制化の理由は、「ガスこんろによる天ぷら油火災事故防止するため」です。
平成18年度の火災の出火原因の中で、コンロ火災は、11.2%をしめるそうです。そして、このコンロ火災の75%が、過熱防止センサーが付いてないコンロによるもので、25%が、過熱防止センサーが付いているコンロであるが、センサーのない火口によるものだそうです。
そして過熱防止センサー側で使用した場合の火災発生は0件です
ここで言う”コンロ”とは、ガス、電気の両方を意味しています。
ちなみに、電気によるコンロ火災は、コンロ火災全体のわずか5%ですが、電気コンロユーザー、すなわちIHユーザーの数は、ガスコンロユーザーに比べて、全国で、まだ5分の1以下ですから、それを考えるとこの数字、どうなんでしょうか?
これらの話のあと、今のガスコンロの安全装置について、説明を受けました
立ち消え安全装置(サーモカップル熱電対)について勉強しました
この装置、すでに15年前から全てのガスコンロに装備されているのですが、ユーザーにはあまり認識がないようです
分解して原理を学習しました。先端のサーモ部分が、コンロの火口に接していて、吹きこぼれなどで、火が消えたら、サーモが感知し、電磁弁によりガスを遮断するのです。そのため、生ガスの流出を防ぎます。
立ち消えによるガス漏れは、この装置が出来たおかげで0(ゼロ)になりました。
今では、ガスコックも、ヒューズコックになっていて、大量にガスが一度に流れたら、ヒューズが働いて、ガスがコックから流れなくなります。さらに、ガスメーターにも、同じように、ガスを遮断する機能がついています。三重にも安全装置が働いているんですね
その他、新しいSiセンサーコンロを使って、銀杏を燻してみました。センサー解除機能を使うと、銀杏も弾けました
ただし、この場合も、290℃以上には温度が上がりません
こんな実験もしてみました。「もしも、コンロで、金網を使って、お餅を焼いたらどうなるか?」
ちなみに、ガスコンロでは、取説に”金網を使わないでください!”と書いてあります。
今までのコンロだとセンサー無しの場合、お餅を焼くことは出来ますが、今度販売している”Siセンサーコンロ”の場合、センサー解除しても、290℃以上には温度が上がらないので、お餅も焼けません
一見、「不便だ!」と思うかもしれませんが、これまで、「お餅を焼いていて、コンロから目を離して丸焦げに!」という事態がこれでなくなったわけです
そのかわりに、グリルを使うと簡単に焼けます最近のグリルは、オートグリル機能も付いているのが多いので、便利です
オートグリル機能を使うと、表面温度を感知して、自動で魚が焼く事が出来ます
また、こんな商品があることも説明されました
グリルの中に入れる石だそうです。
”おいしく焼ける”とか”水を入れなくてもいい”とか、書いてあるそうですが、この石を入れると、オートグリル機能も正常に働かないようになったり、石に付着した油により発火する事故も起こったケースもあるそうだ。
この午前中の研修でmガスコンロについて、いろいろな実験を交えて、その原理を理解しながら、勉強することが出来ました
その分、使い勝手にいろんな制約が出てくる。
でも、IH対抗上今は安全性を追及することが
一番重要なんでしょうね。
ガスコンロを利用して当たり前にしてたことができなくなる。ガスコンロの常識も変わりつつあると言う事でしょうか。考え方変えんとあきませんわ。
安全性を高める上では、使い勝手は犠牲になってしまうのは仕方ないですね。
でも、今回のSiセンサーコンロの販売で、安全性では、IHの上をいくと思います。
そう感じた研修会でした。