2019年06月24日
涙の出る落語・・・
昨日は、こちらの劇場にて、落語を鑑賞
前座は、桂文枝一門のお弟子さん、桂 笑金さんが務めました
「つる」という古典落語でした
続いては、桂春蝶師匠が登場
自己紹介を交えたトークの後、「やかん」という古典落語を一席
う~ん、やっぱり落語は、面白い
ここで、中入りとなった
中入り後、本日のメインの一席が始まる
創作落語
「ニライカナイで逢いましょう
~ひめゆり学徒隊秘抄録~」です
これまでの雰囲気とうって変わり、会場は薄暗くなり、
桂春蝶師匠にスポットが当てられ、静かに語りが始まりました
桂春蝶師匠の表情、そして語りは、我々観客をこのお話の世界に
引き込んで行きました
そう、まさしく沖縄戦の戦地に、防空壕に避難した学徒隊の世界へと
この悲しいお話、戦場と化した高座
この高座に、私はこれ以上、
カメラを向けることは出来ませんでした
(私は「戦場カメラマン」にはなれないね)
いつの間にか、会場はすすり泣く声が、聞こえ、私の目にも、
涙があふれていました
話の登場人物が乗り移ったかのような熱弁が続き、
その迫力に圧倒されました
1時間15分の落語だったそうです
その時間を感じさせない、独特な世界
講談でもない、新しいスタイルの落語
「涙の出る落語」でした
満席の会場、終演後、会場から出る人の目は、みんな赤かったです
終演後、師匠の芸歴25周年のお祝いも兼ねた、
沖縄料理の食事会にも、参加
昨日は、「沖縄慰霊の日」に、沖縄戦で亡くなった尊い命を偲び
沖縄一色のひとときでした
桂春蝶師匠とツーショット
顔の大きさが全然違うなぁ~恥ず~
次作は、こちら
天台宗の回峰行のひとつ、千日回峰行のお話のようです
「落語で伝えたい想い」
昨日は、この新しいスタイルの落語に、
興奮した一日でした