2008年04月29日
今日は祭日ですが・・・
精米機稼働しています。今日、業務店に納品する分のお米を精米中です
祭日は、いつも当番で社員が出社しています。祭日といえども、レストランなどの業務店は営業中!
急な使用量増加で、「お米が足らない!」という万一の事態に備えています。それに、祭日などの休日にしか在宅されていないお客様のLPガス代集金などにも、祭日は使っています
私は、朝、当番の社員のために、金庫、店舗を開けるため、出社し、夕刻、金庫を閉め、店舗を閉めるために再び出社が常ですが、今日は、精米作業のため、出社しています。
そうなんです。今日納品分のお米が足りないんです
先週の段階では、「このペースで在庫をストックしておけば、祭日は大丈夫だ」と思っていたのですが、客先に消費量、そして納品量が予想を超え、昨日の段階で「29日から2日の間に***Kgの納品が必要!」と担当営業マンが判断
急遽、祭日に精米機稼働となったのです。
小麦粉などの値上がり、相次ぐ食料品の値上げの中、値上げをしていない”お米”に消費者の関心が高まってきたのでしょうか
先月頃より、我が社のお米の精米数量は、微増しています。今月も昨日の時点で、先月と同数量の精米数量を達成
確かに精米数量UP=販売数量UPとなり、嬉しいことですが、現実は厳しい問題が多々あるんです
先日も、初めてのご来店のお客様が来られました。選ばれるのは安いお米
この時期、お米は”はだかいき”に入ると同時に、やはり価格の安い玄米は、品薄になってきます。と同時に、産地から直接仕入れの場合、燃料費高騰のため、運送料がUPしてきます。そして包装する米袋、これもポリやラミで出来ていますから値上がりしています。
だから、そう考えれれば、お米の値段も上がっているんですよ!
しかし、業務店はなかなかお米の値上げには応じてくれません。他の食材の価格が上がる中
「お米だけは、上がっていない、むしろ下がっている!って、報道していたよ!」と言われる店主・・・
「値の上がらないお米、最近、食べる量が増えてきた。値上げせずに頑張ってくれ!」と、量を増やすことで値上げは却下
大手コンビニもそうですが、量販店のいわゆる惣菜コーナーで作られるお弁当も、5月頃より、ごはんの割合を増やすとか
また、「値上がりが続く、パンや麺類よりもお米の方が購買力がある」
と判断する量販店も、仕入れ先に数量増を打診しているとの情報も・・・
そのため、大手米卸などが安いお米を買い占めているという・・・それゆえ、我々のような小売り店が安い玄米を購入することが困難になってきている
お米の売れが微増しているが、これからの品薄が心配・・・
なんか、平成5年の1月頃と似ているな・・・と感じる今日この頃・・・あのときは3月頃からパニックになったよねまあ、あの時と違うのは、何かのお米はあるということですが・・・
安いお米が品薄になることで、消費者が、今より少しでもいいから、お値段の高い、安心した品質のお米を選択するようになってくれれば5Kgあたり¥200高くなっても、お茶碗1杯あたりは、わずか¥3高(4/26のブログ参照)です
そうすることにより市場価格が上昇、しいては生産者米価の上昇、お米の生産量UP、自給率UPに繋がるのでは
「今こそ、日本産を見直して、食糧自給率UPにつなげよう!」
といっても、安い日本産ばかりを消費している市場のままだったら生産者の意欲は減退するばかり、そう思いませんか
お米の売れ行き微増により、休日返上で精米作業・・・・嬉しいようで不安
平成20年産米の極早場米が収穫されるまで、まだあと3ヶ月、どうなることやら
これって、贅沢な悩みでしょうか・・・今日はボヤキのブログになりました
今後も米を取り巻く環境も大きく変わりそうですがだからと言ってそれに対応できる資金力がある訳でもなく、身体と頭使って工夫あるのみ。
あーつらいつらい(涙)
ぼやきにお付き合いさせていただきました(笑)
日本で売れない高いお米を中国に輸出して、逆に日本で売れる中国の危ない安いお米を輸入・・・ほんとに、あきれますね(-_-メ)
またぼやいてしまった・・・ぼやきにお付き合いいただきありがとうございました(笑)
一部の偏った報道から、消費者に先入観が入るのは非常に迷惑な話ですね。
というのも、そもそも消費者は手にする商品が出来上がる仕組みを知らないからなんですよね。
米は水さえやれば勝手に育って勝手に店に来るんじゃないんです。
仰るとおり、トラクターの燃料使って作って、その後運送して、袋につめて・・・って、値上げされたコストがすでにお米にも影響しているはずですよね。
米5キロにたった200円の上乗せ、お茶碗一杯に3円の上乗せが理解されない苦しさは、本当にしんどいですね。
例えばうちはフルサービスのガソリンスタンドですので、セルフとの価格差のほんの数円が理解されないこともあります。
例えば2円の差として、50リッター入れてもたった100円です。120円の自販機は気軽に使っても、100円でフルサービスを買おうという消費者は減っています。
そもそもセルフに行く客は客層が違う、ということで、既にターゲットからはずしていますが。。。
5/1日からまた修羅場です。。。
(いっそのこと、暫定なんてやめて税法本体を変えたらいいのに。)
お米の値上げはどのようなタイミングと仕組みでされるのかという具体的な現場はわかりませんが、お店や消費者が理解してくれることを願っています。
”安ければ何でもいい!”そんな風潮になっている現実、消費者はいかに安くものを購入するかに時間、コストをかけているように思います。
ガソリンスタンドにしてもそうです。
”自分で入れることで安く購入出来る!”と考えたのが、セルフスタンド。従来の危険物取締法であれば、”素人が給油行為をするためには、危険物取締監督者の指導監視が必要”であるはずが、セルフスタンドでは、お店の人が1人だけのところもあったりして、これで重大事故が多発しないのが不思議です。
ちなみに、私は、セルフガソリンスタンドは嫌いで、いつも地元の知り合い(消防団の先輩)のスタンドで入れています。確かにセルフに比べると高いですが、給油中に、窓を拭いてくれたりしているときに、「ここキズが入ってるで!」とか「タイヤ空気圧減ってるんちゃうか?」とチェックしてくれたりします。
セルフだったらあり得ない事、”たった数円の差で得られるサービス”と”安いスタンドを探す労力”のどちらを選ぶかといえば、前者でしょう。
「セルフのスタンドに行く客は客層が違う」
そう、それと同じように、量販店でお米を買う客層も違うのです。ただ、最近、その客層の年齢層がどんどん狭まって来ているのが事実です。今までだったら、お年寄り以外がすべて量販店だったのですが、最近、我が社でも、就学前のお子様をもつ若い主婦のお客様、そして小学生ぐらいの子供をもつご家庭も、客層として増えてきています。
だんだん若い世代に、食に対する考えが変わっていっているような気配を感じています。そしてそれを励みに頑張っています。
暫定税率の復帰・・・これも、スタンド業界にとって大変ですね。本当にどうなることやら(+_+)