政府が緊急時のため毎年、備蓄米として低温倉庫に保管しているお米”政府備蓄米”

東日本大震災で発生した津波や原発事故被害の影響で市場に供給されている米が不足しているとして、
農水省が４万㌧を放出を決め、その入札が６月２６日に行われました

我が社のような小売店は入札参加資格はなく、
我が社が取引している米卸が、この政府米入札に参加
落札しているため、そこからこのたび仕入れることとなりました

ただ、このたび”政府米”については、緊急処置としての放出だったため、仕入れではなく、転売というスタンスがとられ、農水省へ報告、許可を得てからとなるため、この時期の入荷となったわけです

 
今日入荷したお米は、このようなフレコン体での入荷です
１体が１０２０Kg、これが６体２列でトラックに積まれて運ばれてきました


我が社には、２㌧５００㎏の玄米が入る玄米タンクが５基あるので、
荷受けが済むと、この玄米タンクへの投入作業です

今日までに、玄米タンク３基を空にしておいたため、
１２体のフレコンの内、６体を投入

 
残り６体は、このようにパレットに載せて、２段積みで倉庫内へ
なんとか冷房の効いた玄米倉庫に、今日荷受けしたフレコンを納めることができましたヤレヤレ

フレコンについては、以前こちらでも記述しましたが、このたびのフレコンは、特殊でした



なんと下部に放出用の口が無く、ミシンで縫ってあり、その糸をほどくというものでした

”備蓄米”という長期間置くための処置なのでしょうが、
ミシン糸をほどくと、下が全部開く状態となるため、あまりにもお米が大量に放出されることになりますので、しかたがないので、底部の一部を刃物で切って、お米を出すことにしました

”返却に対しての指示”もなかったし、いずれにせよ、再利用は無理ですので、少し乱暴ではありますが、袋を破っての玄米投入作業となりました出てしまった後の袋は、ゴミとなりますもったいないね

朝一番に荷受けをして、玄米タンク投入、倉庫への搬入など、すべての作業が終わったのは、午後4時過ぎ、いつもより、手間がかかりましたね

でも、これで何とか業務用のお米は確保出来て、安堵しています

ちなみに、今日仕入れた”政府米”は、使用用途（精米したお米をどのような所へ納入するか）、そして使用報告などの書類を９月末までに提出しなければならないという、厄介な作業付き農政局からの立入検査もあるとか

我が社では、業務用給食白米として使用することにしています

”政府備蓄米”だから、”取り扱い厳重注意”というわけです

しかし今日は”大量の玄米”と”格闘”した1日だったな・・・疲れました