今年もいろんな新米が我が社に入荷して、販売の時には、社内で試食をしています

”今年もたくさんの品種を試食している”と言っても、全国で作られているお米の品種の中のほんの一部

まだまだ食べた事のないお米の品種は、たくさんあるんです

明日、別府西小学校で開催する”ごはんパワー教室”でもお話しますが、全国でお米の品種は４９０品種あり、その中で現在作られているのものだけでも、２７０品種もあるんです

ですから、まだまだ食べた事がない、良食味品種はたくさんあるはずです

今年も、我が社で取り扱う品種以外にも、幾つかの品種は、サンプルとして玄米を少しだけ頂くことにしています


そんなサンプルの中から、今日は”山梨県産　農林４８号”を試食することにしました
 
”農林４８号”という品種、昭和24年に誕生したお米だそうです
”農林＊＊号”・・・・この農林と名前のついた品種、開発されて農水省に登録された品種で、この品種をかけあわせて、いろいろな品種が地方の農試験場で誕生しているんです

ちなみに、”コシヒカリ”は、”農林２２号”と”農林１号”をかけあわせた品種です

そのため、大概の”農林＊＊号”という品種は、後継品種が出来て名前が消えているのですが、この”農林４８号”というお米は、今でも山梨県武川村で栽培されているお米なのです



店頭の小型精米機で精米して、炊飯、試食してみました
 
粒がしっかりしたご飯となりましたが、”普通の美味しいご飯”というだけで、特に注目すべき特長は感じられませんね

”希少なお米”としての価値だけのような・・・

いろんな土地のいろんな品種のお米を試食する・・・・これも我々お米屋の勉強のひとつですね

明日も、違うサンプルを試食するつもりです