７月９日付の新聞にも、掲載されていましたが

リンナイ社製”電子ジャー付きガス炊飯器『α（アルファ）かまど炊き』”で製品の一部が焼損する事故が発生、無償部品交換を行うとの発表がありました。対象製品は、９０３０９台です。
 
対象製品の外観です
 
問題となっているのは、この”ガス接続口”で、この部分に、アルカリ性の洗剤等が浸入し、長期間にわたり濡れた状態が続くと腐食が発生し、それが原因でガス接続口に亀裂が入り、微量のガスが漏れ、それが原因で焼失したとの事で、これまで４件の焼失事故が発生したそうです。
ただし、いずれの事故も、製品そのものが焼失しただけで、他の物が類焼することはなかったとの事です。

対象となる製品は、2005年8月～2009年9月上旬に製造されたものです。
型番など最新情報は、こちらのホームページに掲載されています。http://www.rinnai.co.jp/releases/2010/0713/index.html

ＬＰガス販売店、大阪ガスサービスショップなどで購入されたお客様に対しては、販売店の販売台帳や、保安管理台帳などにより、該当するお客様を割り出し、すぐ対応出来るのですが、量販店（ホームセンター）などで、購入されたお客様は、購入者自身で、製造年月、型式などをチェックしていただく必要があります。

 
このように、炊飯器背部に貼ってあるステッカーにより、型式、製造番号を確認してください。

対象となる製造番号は、

０５．０９ー＊＊＊＊＊＊（数字６桁）　　から
　　　　　０９．０９ー＊＊＊＊＊＊（数字６桁）です

型式によっては、この製造番号の範囲内でも、該当製品でない場合がありますので、必ず型式も確認してください。

 
該当製品の場合、その他不明点は、この専用フリーダイヤルにて修理依頼等をお願いします

我が社では、この情報を受け、全顧客に対して顧客保安管理データーより、保安検査により、ガス炊飯器が設置されているお客様、及び、我が社よりガス炊飯器販売したお客様のデーターを検索して、該当する製品の有無をチェックしましたが、該当する製品は、ありませんでした。

同様に、メーカー側にも、我が社に出荷した炊飯器に対して、該当製品の有無をチェックをしていただいておりますが、今のところ、該当製品は見当たりません

しかし、我が社のお客様の中にも、量販店で購入されている場合も想定されます。

ガス消費設備の保安点検は、４年に1度実施されているため、２００７年以降に保安点検を実施したお客様でしたら、保安点検後に、量販店で購入されていたら、我が社で認識出来ません。

このような場合を想定して、我が社のＬＰガス全顧客に対して、今回のリコールのお知らせをすることにしています。

何しろ最近、炊飯器は、電気炊飯器の販売におされており、販売台数が少ないですからね・・・・

製造年月１年～５年という比較的新しい製品に対して、しかも、製造台数に対して、０．００４％という低い確率で発生した事故に対して、このような対応がされるのも、パロマ製湯沸器事故以来、”器具の安全性に対して”、本当に、厳しくなったと言えるのではないでしょうか。

そうしたメーカーの早期対応に答えるためにも、我々ガス器具販売業者として、早期に、全対象製品の無償修理が完了出来るよう、このたびブログを使って、呼びかけさせていたしました。

皆様におかれましては、大変ご面倒をおかけ致しますが、よろしくご協力をお願いします

また、ご近所で、ガス炊飯器をお使いになられている方がおられましたら、どうか、この情報をお伝え願い、ご対応の程、よろしくお願いします。