2008年02月16日
無洗米
先日、業務用のお米を納入させていただいている業者の一つから、
「無洗米の使用を検討したい!」との問い合わせがあり、米卸からサンプルを取り寄せてみた
無洗米のお米を作るためには、精米したお米を再び、無洗米処理する機械に投入し、処理しなければなりません。
一般に、無洗米処理をする機械は、現在、東洋機械のBG無洗米処理機と、サタケのテスティ・ホワイト・ライス処理機の2種類がありますが、これらの機械は、大変高額なため、我々のような小売り店では手が届かないため、無洗米の注文が入れば、米卸任せになってしまいます。
この業務店が、無洗米の導入を考えている理由には、
①洗う手間を省きたい、②それにより水道代を節約したい、③納入価格がさほどかわらないようであれば、検討したい
ということですが、
実際には、①無洗米でも、一度軽く洗う必要がある。また精米日から日数が経つと一般精米同様の洗米が必要となる
そのため ②水道代が節約になった事があまり実感しない、そして③納入価格が同程度の品種であれば、高くなる。
というのが現状です
1日に数百キロを使用する給食屋などでは、メリットがあるようですがそれでも、せっかくの無洗米をサイロなどに入れてしまったら、米同士が擦れて、洗米が必要となりますから、保存方法も大事です。
関東では、独身OLを中心に一般家庭にも、無洗米の販売が増加しているようですが、食にうるさい関西では、関東に比べるとまだまだ少ないようです。
我が社のサタケ製 研米機を使えば、”準無洗米”の品質の精米が出来ますので、無洗米を検討されている場合は、こちらをお薦めしています。
また数量が多い場合は、定期配送により、当日精米のお米を納品する事も提案して、精米品質を高めるようにしています
今回の業務店に対しては、月曜日の朝一で、サンプル、見積もりをお持ちし、これらのメリット・デメリットをお話することにしています。
どんなお米でも、精米してから表面の酸化、劣化が始まります。
ちょうど神戸製鋼の鉄と同じです。
鉄も圧板、圧延され、冷えるとすぐ表面の酸化が始まるのです。
出来る限り、新しいお米、新鮮なお米をお客様に納品することに務め、そんな新鮮なお米を提供出来るのも、我々地元で自社精米しているお米屋さんだけです。
地元のお米屋さんも、よろしくお願いします!!